2005年8月3日

なぜか旅行直前になると、来客や原稿の要請が増えるという奇妙な現象によく襲われます。今もまたしかりであります。限られた時間をどう使って原稿を書くか、苦労します。こういう時には、飛行機に飛び乗って、ようやくほっとするという次第。旅行に行くために、かえってストレスが増えるというのは、あまりよくありませんが、事実であります。

ドイツは毎日秋雨が降っており、太陽は滅多に顔を出さなくなりました。夏らしい夏は6月で終わってしまったようです。バイエルン州は先週の金曜日で学校が終わりなので、旅行に行った人が多いのでしょう。朝の地下鉄や市電は、ガラガラに空いています。車の数も心なしか少ないようで、町にいる人には、悪い時期ではありません。ただ会社の方は、冬の繁忙期の忙しさが前倒しでやってきて、今から忙しい時期が始まるというのは、困ったものです。

イランはついにウラン転換を再開する見込みで、独仏英は、堪忍袋の緒が切れたのか、最後通告のような手紙をイラン政府に送りました。新しい強硬派指導者の大統領就任にタイミングを合わせたのでしょうか。果たしてイラン核問題は国連安保理に付託されることになるのでしょうか。すると国連の外交官の皆さんの夏休みは危うくなります。